出会いと別れの季節
春は出会いと別れの季節です。
個人的に人見知りの私は春があんまり好きじゃありませんでした(^^;;
クラス替えなんてものは軽くホラーです。だって新しい環境に慣れるのに想像以上にパワーをすり減らしてしまうんだもの。
まぁ、さすがにもう大人なのでそこはうまくやってますけど。
仕事上では関わりのある方の異動があり、私自身も大きく業務が変わりました。
異動で思い出すのは、新人の頃に面倒をみてくれた先輩のことです。
優しくて明るくて面白くて仕事はしっかりこなして、気さくに話しかけてくださる素敵な方でした。
そんな先輩がいなくなると聞いて心底落ち込んだ私に先輩はこう声をかけてくれました。
「きっと、大丈夫だから」
大丈夫じゃないよ。先輩という心のよりどころを失った私はどうしたらいいんだよと思いながら私は先輩に精一杯感謝の気持ちを告げました。
「じゃあさ、約束して。後輩ができたらさ、いい先輩になってあげるんだよ!」
その時私は心に決めました。
基本的にダメダメな新人でしたがいつか後輩ができたら、先輩にもらった分をお返しできる人になろうと。
仕事がしんどくなった時、私はいつも新人の時に優しくしてくれた人の顔がぱっと思い浮かびます。
新人というのは、もう全てが不安なんです。毎日わからないことばかりでお客さんには怒られて、小さなこともできない自分にイライラして。そんな時に一言かけてくれた人、クレームに対応してくれた上司、そういう人のことは一生忘れないんじゃないかなと思います。
そして、その人達のことを思い出すともうちょっとがんばろうと思えるのです。
正直、新人というだけでいびってくるような嫌な先輩もたくさん見てきました。
そういう人と心に残る先輩は何が違うんだろうと考えると、自分が新人の頃にされて嫌だったことをやるかやらないかの違いだと思うのです。
ちなみにこんな話をしていますが、今年私の部署はノーフレッシュです。笑
新人なし。
新しい風なし。
7年目なのに若手扱いの部署ってどうなんだろうか。
しかしながら、新しい業務に取り組む私は、意味不明な単語が飛び交う中で久しぶりに新人になった気分です。
しばらくはフレッシュ風にがんばろうと思います。